首が長くなった感じ!なんで?

「美顔・美髪」施術を受けられた多くの方からこのような質問をいただきます。その理由の一つとして「斜角筋群」に対するエネルギー施術が含まれるからです。斜角筋群は上記の図をご覧いただければ明らかですが、頸部と上部肋骨を繋いでいます。「首の骨から出発した筋肉が肋骨をぶら下げている」という感じが伝わるかと思います。この斜角筋群が日常生活動作において疲労し、短縮する事で短くなった「首」が元の状態に戻った感じを皆さんが感じられているのですね。「首が伸びた感じがする!」と。この斜角筋群が慢性的に短縮しっぱなしになると肋骨が持ち上げられっぱなしとなります。その結果、当然肋骨は下がりにくくなります。皆さんもご存知の通り肋骨は胸郭という肺や心臓を守る籠のような構造を構成していて、その籠は呼吸の際に膨らんだり、萎んだりしています。息を吸う時には膨らんで、息を吐く時には萎んでいます。この肋骨が下がらなくなるということは籠が萎むべきときに萎めなくなり「息が吐ききれなくなる」ということにつながります。呼吸に支障が出ればガス交換がうまくいかなくなるわけですから、当然身体にも負担となります。知らず知らずに進んでいく細かい筋肉の損傷に対するケア。「美顔・美髪」はこのような部分にまで意識を向けて行っています。機能も見た目も大切ですからね。

前斜角筋

中斜角筋

後斜角筋