· 

日々、遠隔づくし(2週間前からの左股関節痛)

先生、お久しぶり!2週間前くらいから左股関節と太腿の付け根のあたりが痛くて痛くて・・・引きずるように歩いてるの。どうにかならないかしら?早速M Sをかけてみる。提示されたのは「I M:左大臀筋」。う〜ん、少し動きやすくなったけどまだ痛いわ。次にM Sで提示されたのは「右腸脛靭帯」。「えっ、楽になったわ。あれっ?引きずらなくていいわ。奥の方の痛みはもう少しあるけど、普通に歩けるわ!反対の脚を触っただけで?」めでたし、めでたし。その後、もう少しM Sをかけて微調整させていただきました。途中で「美顔」と提示されたのは面白かったですね。施術後、「少し軽くなってるわ。」というのも本当に不思議。股関節関連でM Sをかけているのに。痛みはあくまでも「サイン」に過ぎない。・・・ということですね。

↓ 2日後、来院。

先生、やっぱりまだ痛いわ。奥の方の痛みがまだ残ってる感じなの。この前はよくなったけど、夜になったらだんだんと痛くなってくるし・・・やっぱり治らないのかしら?まあ、やっていきましょう!ということでM Sをかけてみる。提示されたのは「5」。これについては患者さんに説明させていただきました。「納得です。」とのこと。次に「I M:左大臀筋」・「I M:左腸脛靭帯」。あ〜少し楽になったけど、もうちょっと痛いわ。次に「I M:心臓P」・「左腸脛靭帯」・「外側ハムストリング」・「大腿直筋」。あ〜、普通に歩けるわ!もうちょっと痛いけど!でもまた痛くなるのよねぇ・・・。次に「頭頂エネルギー」。えっ、痛くない。今は全然痛くないわ。でもまた痛くなるのよねぇ・・・歳だし・・・。

 

ここで一言。「また痛くなるのよねぇ・・・」は変化を嫌う人間の性質と痛みを探して安心しようとする心理。「痛くない」という状態に精神が慣れていないので「次に痛くなったらどうしよう。」という恐怖がずっと心の中を占拠してしまっています。そして何かのタイミングでちょっと痛みが出ると「ほら戻った。」という一瞬の安心感と共に痛みが定着してきます。痛みが長引きやすい方によくある傾向です。

 

この部分の改善方法をお伝えして、来週のご来院時に確認させていただくことにしました。お帰りの際にも「全然痛くないのよ、今は。」とおっしゃるので「今は。」の感覚を少しずつ外していく大切さをお伝えしました。自分の身体に対する信頼感がないと、良くなる自分のイメージと実際の身体が結びつかないのです。れは元の身体に戻っていくためのとても大切なポイントです。間違っても「歳だから」という言葉と結びつけない方がいいですね。「歳」は逆戻りしませんから。「悪くなる一方」というイメージが定着しやすくなってしまいます。要注意ですね。

↓ 3日後、来院。

「先生、だいぶ調子がいいわ!」駐車場での歩行姿を観察させていただいても歩幅も違和感なくちゃんと歩けるようになりましたね。素晴らしいです。「奥の方にちょっとだけの違和感と夜に寝るときだけ氣になるの。」ということでした。M Sをかけると「4」。そして「右外側広筋」・「右外側ハムストリング」・「I M:大腿四頭筋(弛緩)」・「左副腎P」・「左大腰筋」・「肝臓P」・「6」という感じでパッパッと提示が進んでいき「歩いても全然痛くないです。」めでたし、めでたし。時間が余ったので、その他の氣になるところにM Sをかけた後「美顔施術」をすると「目が見えやすくなった感じがします!」とのこと。その後、アナライザー測定の目の項目の「たるみ」と「目じりの皺」の項目の数値が改善していたのは面白かったですね。わかりやすい。

痛くならないように日常生活に氣をつけて、痛みが出たらすぐに来てください。

めでたし、めでたし。