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最後までご覧いただき、ありがとうございました。
本日は、頸部の「ズキンズキン」する痛みを長い間我慢されていた方のお話をマンガにさせていただきました。患部でない(と思っている)部位に対して行う遠隔施術で患部に変化が起こるという事が立て続けに起こったため、本当に不思議でした。ただ、このような事実を何度も何度も目の当たりにすると、やはり人間の身体は肉体が全てではない。
「病は氣から」
という言葉もある通り、目には見えないが確実にそこに存在するものがあることは認めざるを得ないですね。この言葉を残した先人が残そうと思った「氣」の意味と、現代の我々がイメージする「氣」の意味とが大きく乖離しているのではないか。先人にとっては「氣」というものは明らかな実体を伴ったものとして感じられるような存在だったのに対し、現代の我々はそのような存在に対する感度が退化してしまい、それを感じることが出来なくなってしまった。このような解釈が私の中では最もしっくりくる解釈となっているのが現状です。
患者さんとの意識の共鳴、そして施術は同じ目標に向かった共同作業であるというのが遠隔施術を行うと特に強く感じられます。インドのアーユルヴェーダなど古くから伝わる医学において語られる人体の捉え方というものがだんだんと腑に落ちてきています。
人体は機械ではない。人体は人体である。
機械を開発したのは人間ですから、壊れても修理の方法は分かっている。
では、人間を作れますか。
クローンなどという大雑把なレベルではなく、細胞レベルでゼロから手作業で作れますか。作れないですよね。作れるなら不妊で悩むこともない。「『人間』は分かっていない。」この前提を忘れて、人知という誠に狭い範疇で「人体」を捉えると取り返しのつかないことになります。
修理の方法が分かっていない「人体」という儚いものをどのように扱うか。答えは明白です。修理しなければならない状況を作らない。つまり「予防」です。
この当たり前のことを忘れたとき、自分自身の生まれ持った「人体」に対しての取り扱いを誤ります。自分自身の「人体」の捉え方を今一度見直し、その取り扱いを考えなければ、一手間違うだけで取り返しのつかない不具合が起こりかねない状況の中で我々は生かされているということを再確認する必要がありますね。一手間違うとどうなるか。これがこれから目の前で展開されようとしています。ご自身の身体が、ご家族の身体が、いかに尊いものか。「予防」を大切に。