https://news.yahoo.co.jp/articles/ea275fbb892c019676afb1160d0d05e37cca9346
朝、Yahoo!ニュースを見ているとこんな記事が掲載されていました。ヨーロッパで活躍されている理学療法士の桑原秀和先生の記事です。こんなに共感した記事は初めてかもしれません。「共感」ってこういう事をいうのですね。感動しました。この記事がいつまで掲載されているのかわかりませんが、是非とも見て頂きたいと思います。
自然治癒力にちゃんと目を向けていらっしゃる。本当に素晴らしいと思います。
「患部と違う場所を診ることも含めて選手の怪我を治したり、痛みをなくしたりする」(本文より抜粋)
「メンタルと筋肉は関係します。統計がないので科学的ではないですが・・・」(本文より抜粋)
「科学的根拠のない治療も含めて、自分のやり方を突き詰めて・・・」(本文より抜粋)
まだまだいろいろな言葉が掲載されていますが、詳しくは記事本文をご覧ください。当たり前の事を書いてあるだけの記事なのですが、これに感動を覚えるのは「本来であれば当たり前であることが当たり前でない状態になっている『治療』というものに対する考え方」が少しずつ変わってきている実例を見た氣がしたからです。こういう事が記事なる時代になっている・・・ということは「自然治癒力」というものに対してちゃんと「治療の根底に存在するもの」であるという認識が日本という国でも少しずつ受け入れられる状態になってきている。科学的根拠などなくても実際に「治るものは治る」という方針で選手と向き合っている実例が世界に目を向けるとちゃんと存在している。いい傾向ですね。
「自然治癒力」なんてあるに決まっているし、肉体にメンタルが関係しているのも当たり前。メンタルを意識と言い換えれば「意識の持ち方次第で自然治癒力の発揮のされ方が大きく変わる」というのも当たり前。科学的根拠など無くとも実際に足を骨折してる選手がその場で走ったり、足首の捻挫をしてる選手がその場で普通にジャンプしたり。そういう様々な実例が山ほどあれば、科学的根拠など要りませんよね。副作用で身体の異常が発生する可能性のある人工的な薬物を身体に入れるわけではないんだから。必要なのは自分の自然治癒力を信じて「やってみる」だけ。やってみなければわかりませんから。選手は試合に出られる身体を求めて来院されるのですから、そこが一番大切なのではないかと思います。科学的根拠に基づいて「よくならない」と言われていた選手がよくなったりしたら「科学的根拠って何のためにあるの?」って実際になりますからね。困った事に、実際によくある事なのです。科学的根拠の有無にかかわらず、ほとんどの事が「やってみなければわからない」という事です。
今日来院された患者さんにもこの記事のお話をさせていただいたらこんな反応をいただきました。ちょっと漫画にしてみました。