院長「何だかとてもいい姿勢の正座ですね!もう後ろから見た感じではどちらの膝が悪かったのかわからないくらい体重が均等に乗ってる感じです。どうですか、痛みは?」
Aさん「大丈夫です。」
・・・と仰って深々と座礼。
素晴らしいですね。
「犬の散歩の時に歩くのも痛くて大変になってきた。」と言われていた来院当初、Aさんは「ご自身の自然治癒力」と「意識施術」という一般的でない施術に対する信頼が薄く、「やっぱり無理よ。期待はしたいけど、やっぱり意識なんかで変化する訳がない。」と考えられていたようです。(これが「常識」に基づいた一般的な感覚だと思います。)当院ではこの状態を「やっぱり星人」と名付けています。以前、この「やっぱり星人」だったAさんが本日、背中の第3チャクラの施術を行っていた際に
Aさん「あ~、左膝の内側に何かが・・・きて、ます、ねぇ。」とポツリ。
院長「マジですか?すごいな!」
Aさん「本当です。右膝には何も感じないけど、先生が触ってるところから痛めてる左膝だけに何かがきてます。」
院長「ほ~・・・。(何かエネルギーを送っているとか・・・私には全く自覚が無いのです。)」
背中を触っているのに患部周辺に「何かを感じる」。これは多くの方が施術中に仰る共通のお言葉です。様々な施術の結果を総合的に見てみるとこの感覚がある方の身体の変化はかなり大きい。この感覚が無くても特に構わないのですが、この言葉を発する方は何かしら自然治癒力が発揮されやすい状態になっているのかもしれませんね。少しの間「常識」という感覚は隅に置いておいて、今、この瞬間の自分の身体の状態に注意を向ける。これが出来るようになると「やっぱり星人」はどこかに行ってしまう。そんな感覚ですね。
正座も出来るし、美しい座礼も出来る。もう施術の必要はありませんから、今日でおしまいです。患者さんの症状の変化を見させていただくのは有難いですね。人間の身体に備わった力に対して畏敬の念すら覚えます。私より年配の方がしっかりと自然治癒力を発揮されてご自身の元の状態を取り戻すのを見るたびに勇氣づけられます。私もいつかその年齢になりますから。
今日は朝からとてもおいしい珈琲豆の差し入れをいただいたので、早速挽いて皆さんに飲んでいただいたら大好評。喫茶店をされている方の氣持ちがよくわかりました。人に喜んでいただくとやっぱり嬉しいのです。
良い一日でした。