今度のワクチンについて心配されている方は本当に多いようですね。
Aさん「先生、この前娘が言ってたんだけど、娘が通ってるリンパマッサージの先生が『今度のワクチンを打った方が来ると困る』って言ってたらしいの。なんでかな?」
院長「あ~、多分、接種した人がウイルスをまき散らすとかSNSで言われてたりするから心配されているんでしょうね。」
Aさん「そんなことがあるの?」
院長「さあ、わかりません。見えないんで。そういう話は聞いた事がありますけど。」
Aさん「先生はどうするの?」
院長「打ちませんねぇ。」
Aさん「なんで?」
院長「打ちに行く時間が勿体ない。」
Aさん「打たなくても怖くないの?」
院長「全然。ワクチン打っててもかかるときはかかる。前回のワクチンで多くの方をみていてそう感じたので。だったら自然治癒力が発揮されやすい状態に日頃から自分の身体を整える事に時間を使ったほうが効率がいいと思うんです。実際に接種しててもかかったりしたら「時間を返せ!」って思ってしまうだろうし。説明書を読んでみたら、そんなに魅力的なワクチンではないし、任意でしょ。魅力を感じる人は打てばいいと思います。」
Aさん「ワクチンを打った人が来たらどうするの?」
院長「ワクチンを打っているからと言って断る事は無いですね。以前のワクチンの時は断ってましたけど(あの時は様々な情報を総合して考えた時に警戒すべきであるという判断を下しました。世論に反する判断でしたが、あの時の判断・行動について最近患者さんから感謝されることも多いのです。)、今はそんなことはないです。ただ・・・」
Aさん「ただ?」
院長「ワクチン接種が原因かどうかはわかりませんが、施術の際に会話したり、触れるだけで私の口や目など粘膜系がものすごく痛くなる患者さんがいる事は確かなんです。皮膚もチクチクしてくるし。これは実際の体験だから仕方ない。そういう場合は理由を説明して『私の体調が悪くなるから施術は行えません。』とちゃんとお伝えするようにしています。そういうことはそれほど多くないですが、実際に施術をお断りした方はいらっしゃいます。私の体調が崩れてしまうと、通院されている他の方にも影響が出てしまうのでやむを得ずです。」
Aさん「それって、ウイルスがまき散らされているからそうなるの?」
院長「さあ、わかりません。見えませんから。ただ、私にそのような症状が出た際に施術をさせていただいた患者さんは全員被接種者の方です。まあ、一億人打ってるって言われてますからね。その症状がワクチン接種が原因ですとは断定できません。接種してる人が多すぎる。」
Aさん「打った人を施術しないって事はないの?」
院長「ワクチン接種を理由に施術をお断りすることはないでしょうね。ただ、先ほどお伝えしたように、私の体調に悪影響が及ぶ可能性があると判断した場合にはちゃんと理由をお伝えしてお断りすることはあります(実際にありました。)。実際にかなりしんどいので、意識施術をする際に集中力の面でかなり悪影響が出るのです。」
Aさん「口や目がホントに痛くなることがあるんですねぇ?」
院長「こんなヒゲオヤジですけど、たぶん繊細なんです。(自分で言うな。)。」
院長「まあ、なったらなったで、自然治癒力があるし。よくならなければ命が無くなる。それだけの話ですから。」
Aさん「それだけの話って・・・」
院長「日常生活でとんでもない不摂生をしているとかでなければ、そんなに簡単に命は無くならないと思いますよ。とんでもない不摂生をしているなら・・・まずそれを何とかしましょう。って話でしょ。ワクチン接種に関係なく免疫力が低下していれば何らかの体調不良が起こり、病氣になるのは当たり前なんですから。」
Aさん「先生はまだ若いからねぇ。私たちは年齢が高いからなったら危ないのよ。」
院長「まあ、年齢はどうしようもないですからね。でも、ワクチンを打ったら感染が防げるかどうかを考える上では説明書に書いてある情報を基に判断したほうがいいと思いますよ。」
Aさん「打っても防げないの?」
院長「わかりません。でも、『予防効果の持続時間は確立していない。』って説明書に明確に書いてあるんでねぇ。私は予防効果の持続時間が3秒とかだったらどうしよう・・・と思ってしまうんです。繊細なんで(自分で言うな。)。予防効果が3年とか思える人は打てばいいかもしれませんね。治験データに基づいて持続時間3年って書いてくれていれば自信を持って接種できる人もいると思うんですが、書いていない。ということは、書けない理由があるのかなぁ・・・と思うんです。怖いんです。繊細なんで。」
Aさん「確かにねぇ。3秒って事は無いと思うけど。」
院長「それと人間には寿命があるんです。今・今・今・今・・・って感じで生きてると、過去や未来に執着しなくなりますよ。今を充実させればあまり不安にもならないですしね。何かが起こって3秒不安になったらもう次にどうするかを考える。こんな感じです。」
Aさん「そうですかぁ。先生、私はどうしたらいいと思う?」
院長「やりたいように。自分で考えて下さい。」
院長「私はワクチン接種に賛成でも反対でもありません。好きなようにすればいいと思います。任意ですから。ただ、先ほども言った通り説明書を読むという事くらいはした方がいいのではないかと思います。説明書について簡単なマンガを描いてますから、参考にされてもいいかもしれませんね。」
テレビも妙に感動的なCMを流すより、添付文書をドクターが解説するようなCMを流すほうがワクチンについて不安を持っている人にとっては助かると思いますけどね。何でそうならないのか。「CMは誰のためにあるのか。それを考えなさい。」というメッセージですね。学ぶことが多い世の中なので本当に退屈しませんね。
「ワクチン接種を推進するビジネス」と「ワクチン接種に反対するビジネス」。これらが2項対立で存在している間は心に不安を抱える人は減らないでしょうね。不安を抱えている人がビジネスの対象ですから。対象者が減らないような世の中になるというのは予測の範囲内です。今抜け落ちているのは「自分で考える事」。それだけなんですけどね。自分で考えている人は驚くほど「不安」で悩んでないから面白いですね。ちゃんと自分と向き合うことを日頃から行っている方は「人生は自己責任である」ということがちゃんとわかっていらっしゃる。そうでない方は何でもかんでも「人のせい」にしてますね。これでは不安は消えません。自分で決断していないからです。結果を受け入れる覚悟をしていないのです。「未来・結果」というものは「未知である」ということがわかっていないのです。誰のせいでもない事が当たり前に起こり得る世の中に生きている事を忘れている。このように言葉にするとどうしても厳しい印象になってしまうので嫌なのですが、「こんなはずじゃなかった。」というのがあって当たり前の世の中に生きているのにそこがわからなくなっている。
スマホのゲームのように「ああすればこうなる」という答えのある世界に慣れてしまえば、「この先どうなるかまったくわからない」という状況に対する耐性がどんどん無くなりますね。「この先」なんて基本的にわかりません。予想通りになる事はありますが、基本的にわからないという前提は忘れない方がいいと思います。そうすれば「不安」なんか当たり前になりますから、「不安である事」に悩むことなどないでしょう。そうすればちゃんと「今」を生きられると思うのです。